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アイキャッチが揃わない問題をDALL-Eで解決した話 – NPC

ブログ記事を複数本まとめて公開するとき、地味に困るのがアイキャッチ画像の問題です。

「1本ずつ素材サイトで探していたら、気づけば違う雰囲気の写真ばかりに」「一覧で見ると統一感がなくて、サイト全体がぼんやり見える」——こういった状況、思い当たる方も多いはずです。

最近、クライアントのブログ記事4本をまとめて制作するタイミングで、この問題に真正面からぶつかりました。そこでChatGPTのDALL-E機能を使ってアイキャッチを一括生成したところ、4枚が同じトーンで揃いました。今回はその手順を実体験ベースでまとめます。

きっかけは「フリー素材の1日1枚制限」

ご依頼のあった案件で、ブログ記事4本分のアイキャッチを用意する必要がありました。ふだん使っているフリー素材サイトは無料プランで運用していたのですが、高解像度ダウンロードが1日1枚まで。4枚揃えるには最低でも4日かかる計算でした。

それだけなら「有料プランに切り替えれば」という話ですが、もうひとつ問題がありました。どれだけ丁寧に素材を探しても、撮影者や撮影スタイルが違えば、写真のトーンはどうしてもバラつきます。4本のアイキャッチが「なんとなく違うテイスト」になるのは、フリー素材のある種の宿命です。

「DALL-Eで作れば、4枚まとめて同じトーンに揃えられるのでは」——そう気づいたのがきっかけでした。

最初にやること:既存OG画像でトーン分析

DALL-Eで複数枚の画像を「揃った仕上がり」にするには、毎回バラバラなプロンプトを書いていては意味がありません。全枚に共通する「スタイルの軸」を先に作っておく必要があります。

そのためにやったのが、そのサイトがすでに使っているOG画像(SNSでシェアしたときに表示されるサムネイル)のトーン分析です。OG画像のURLを確認し、色味・構図・雰囲気を具体的な言葉に落とし込んでいきます。

分析するときに意識した観点はこの4つです。

基調色:「深めのブルー系」「ベージュとグリーン」など、サイトのメインカラーを確認する
被写体・人物:「スーツ姿のビジネスパーソン」「カジュアルな30代」など、登場人物のスタイルを言語化する
構図と背景:「都市の夜景を背景に」「明るいオフィス内」など、背景の世界観をメモする
全体の印象:「モダンで清潔感がある」「温かみのある手仕事感」など、感覚的な特徴も言葉にする

今回の案件では「深めのティールブルーが基調で、東京の都市感があり、信頼感重視のビジネストーン」というイメージが浮かび上がりました。これを英語に変換して、共通スタイル文字列として使います。

プロンプトの設計:「共通スタイルを末尾に毎回つける」だけ

共通スタイル文字列を作ったら、あとはこれを4本のプロンプト全部の末尾に埋め込むだけです。構造はシンプルです。

Generate an image with the following description:
[記事ごとのシーン説明(ここだけ毎回変える)]
Photorealistic, 16:9 horizontal composition,
color palette dominated by deep teal blue and dark navy,
Modern Tokyo business district aesthetic,
Clean professional trustworthy atmosphere,
No text / logos / watermarks,
Subject not facing camera directly

重要なのは先頭の「Generate an image with the following description:」という1行です。これを入れないと、ChatGPTがプロンプトを整理して文章として返してくるだけで、画像を生成しないことがありました。最初に省略して何度かそうなってしまいました。

また、4本まとめて1つのチャットに貼り付けて送るのもNGです。ChatGPTが「4案として整理するもの」と判断してしまい、画像生成が始まりませんでした。1本ずつ別のチャットで送るのが確実です。

実際の作業手順:4枚が揃うまでの流れ

全体の作業の流れを整理するとこうなります。

既存OG画像でトーン分析
共通スタイル文字列を英語で作成
記事ごとのシーンを書いてプロンプト4本に展開
1本ずつ別チャットで生成

実際にやってみると、トーン分析から共通スタイル作成までが15〜20分、プロンプト4本の作成が10分、生成自体は各1〜2分という感覚でした。合計1時間かからずに4枚が揃いました。

仕上がりを並べると、色味・構図・雰囲気が統一されていて、記事一覧でも「まとまった印象」が出ました。フリー素材で4日かけても実現できなかったことが数十分で解決できたのは、正直驚きました。著作権もクリアで、他サイトとの被り画像の心配もありません。

フリー素材とDALL-E、どう使い分けるか

DALL-Eが万能というわけではなく、場面による使い分けが大事だと感じています。

フリー素材サイト
  • 人物・風景のリアリティや自然さが高い
  • 1枚ずつ選べるのでテーマに寄せやすい
  • 無料プランはダウンロード枚数に制限あり
  • 複数枚のトーン統一は難しい

「写真の自然さを重視して1枚だけ探したい」ならフリー素材。「複数記事をサイトのブランドトーンに揃えたい」ならDALL-E、という使い分けが個人的にはしっくりきています。

特に、複数記事をまとめて公開するタイミングや、サイトリニューアル後に新しいトーンでアイキャッチを一新したいときには、DALL-Eを試す価値があると思います。「既存OG画像を分析して共通スタイルを作ってから生成する」という手順さえ守れば、イメージ通りの統一感を出しやすくなります。

プロンプトは英語である必要はないですが、今回はclaudeが書いてくれたものなので、英語になっています。どんな画像を出したいか、サンプル画像だったり文章をclaude に共有しつつ、chatGPTへのプロンプトを作ってってお願いすると、大抵英語で出てきます。

※この記事はNPCの中の人の実務経験をもとに書いています。

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